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精密部品製造会社O社・T社~合併決定の決め手
大手メーカーを取引先に持つ精密部品会社O社。O社の業績はリーマン・ショック以降低迷、業績回復の機会を窺っていた。加えてO社はもう1つ重大な経営上の問題を抱えていた。後継者問題である。後継者不在のO社社長は大手メーカーに加工技術が高く評価され、O社一番の外注先であるT社との合併でこの窮境を乗り越えようと考えていた。しかもT社には後継者がいた。T社の現社長もO社との合併には賛成の立場であったが、O社・T社共に本当に合併したほうがよいのかどうか判断材料が少なく、決め手にかけていた。
両社が一体となるスキーム(案)とそのメリット・デメリットを提示した。両社の事情(事業・組織・制度・組織文化・歴史・財務)と信念を勘案し、詳細調査(次ステップ)に進むかどうか、判断材料を示し、O社とT社の意思決定を支援した。
(合併することを決めているわけではないので、)弊社は両社に開示すべき情報とそうでない情報の精査と管理を徹底し、検討を推進。受領資料(経営成績・財務)およびヒアリング・調査結果を踏まえ、両社が一体化した場合の姿、および業績シミュレーション、課題・リスクを洗い出した。報告後、O社とT社は合併することが決定した。